電気ショッカーボードによる特定外来魚調査駆除実施のお知らせ

大崎市古川化女沼において5月中旬より電気ショッカーボートによる特定外来魚の調査駆除を実施することをお知らせします。

場所  大崎市古川化女沼

実施日(予定) 令和35月中旬より合計6回実施予定

目的:ラムサール条約湿地に登録されている化女沼は、自然環境にも大変恵まれており動植物の貴重な生息場所になっています。ところが近年、外部から沼にブラックバスやブル-ギルなどの外来魚が持ち込まれその数が増え今やその割合は8割以上にのぼります。それに伴い従来生息していたフナやモツゴ、クチボソ、オイカワ、ドジョウ、ジュズカケハゼなどの在来魚の数が激減しているのが現状です。そこで化女沼の現状を調査・把握すると共に、本来の豊かな自然環境と生態系を取り戻す為に特定外来魚(オオクチバス・ブルーギル)を駆除する事を目的とし試験研究及び調査駆除を実施します。

  • 電気ショッカーボートとは

ボート先端に取り付けた電極ワイヤから数百ボルトの電気を周囲2~3メートルの水中に流しながら岸沿いを周回し、感電した特定外来魚を網で捕獲。在来魚も一緒に感電し気絶しますが、捕獲しなければ自然に回復するため、沼の生態系に影響を与えることなく特定外来魚のみを選んで捕獲・駆除することが可能です。

※昨年も電気ショッカーボートにより調査駆除を行い、在来魚の一部を捕獲、一定期間飼育しましたが在来魚に影響がないことを確認しております。

  • 当日の電気ショッカーを用いた調査方法

化女沼の沼岸を中心に電気ショッカーボートにより1周して調査駆除を行う。

 化女沼で釣りをされる方へ

電気ショッカーボート航行実施日における協力及び注意事項

作業のため、釣りをされている場所の近くを航行することもありますが、航行する前に拡声器で注意喚起させて頂きますので、沼岸から離れて頂きますようご協力お願い致します。

安全には十分に配慮して実施しますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

■電気ショッカーボート航行・駆除 作業体制

 電気ショッカーボート1隻と回収船1隻の2隻体制

※電気を用いた漁法は、宮城県内では原則として禁止されています。大崎市化女沼での電気ショッカーボートによる特定外来魚駆除は特別に許可を得た上で行います。