NPO法人エコパル化女沼について

NPO法人エコパル化女沼とは

〜ガンの仲間、亜種ヒシクイの日本最大の越冬地・ラムサール条約登録湿地化女沼を拠点に活動しています〜

化女沼(けじょぬま)は、世界農業遺産の認定を受けた宝の都、宮城県大崎市の中心、古川北部丘陵長者原の東北自動車道(長者原SA)と国道4号線(古川荒谷)に囲まれたダム湖(もともとは自然の沼)です。豊かな自然と優れた景観に恵まれ、生きものたちの宝庫で、特に、ハクチョウ、ガン、カモたち水鳥の日本有数の越冬地として知られ、2008年10月には、ガンの仲間、「亜種ヒシクイ」の日本最大の越冬地として、国際的に重要な湿地を守るラムサール条約湿地に登録されました。

また、渡り鳥の数や種類が多いだけでなく、植物も豊富で、貴重なミクリやオオトリゲモを含め約780種の植物が確認されています。沼には、ハスやマコモ、ヒシ、クロモなどの水生植物が繁茂し、流入流出する河川では、スナヤツメやギバチに代表される希少な淡水魚が生息し、様々なチョウやトンボなどの種類も豊富、ヘイケボタルも発生するなど四季を通じ豊かな自然・動植物相に恵まれています。

豊かな自然・動植物相とすぐれた景観に加えて、水田を育む里地里山風景、人々の営みを今に伝える古墳名所、長者姫に代表される伝説等にも富むこの化女沼を中心とする地域は、以前から、アクセスの良さもあり、人と自然、動植物とのふれあいの場、交流の場として、子どもたちから大人まで広く人気を呼んで今日に至っております。

NPO法人エコパル化女沼は、世界的にもその重要性が認められた化女沼をフィールドに、人と自然の共生を図る活動・渡り鳥をはじめ動植物の生息を含む環境の保全とその賢い利用、豊かな地域社会の実現に寄与することを目的として2009年7月に設立し、活動を展開しています。

NPO法人エコパル化女沼の活動(主要事業の例)

化女沼及びその周辺の生物相調査、研究事業

化女沼周辺の動植物相の調査、研究事業、生物多様性維持活動(特定外来魚調査駆除を含む)

化女沼と周辺水田を活用した環境教育、自然との共生に関する普及啓発事業

次世代を担う子どもたち、会員、一般の方々を対象に、人と自然の共生を体験学習するイベントを「里地里山探検隊」シリーズとして行っています。(「山菜を観察採集、食べる」「外来魚撲滅大作戦」「ホタル観察会」「昆虫採集標本作り体験」「化女沼で見られる野草調べ・ハス、ヒシ、水草を見てみよう」「木の実きのこ採集」「サツマイモ掘体験会」「ガン田んぼ飛来観察会」「ガンねぐら入り観察会」等)

会員を講師とする小中学校への出前授業

化女沼及びその周辺に関する情報を提供する事業

化女沼に自生する植物や生息する生物などの情報や法人の活動などを会報でお知らせしたり、化女沼ダム観光資料館で情報を提供しています。

環境保全管理と湿地再生関連事業

化女沼周辺環境美化事業、環境教育ゾーン創出活動等

国、市、県等の関連事業の受託

NPO法人エコパル化女沼会員になるには

法人の目的に賛同する方は、誰でも、いつでも入会できます。入会と様々な活動へのご参加、サポートをお待ちしています。

年会費

個人会員(正会員、賛助会員とも)
3,000円
団体会員(正会員、賛助会員とも)
30,000円

入会の申込フォームはこちら

会員の特典

会員の皆様には会報誌(年6回以上発行)配布、年末にはカレンダー配布。エコパル化女沼の活動に参加、イベントには、会員価格で参加できます。

お問い合わせ先

〒989-6252 大崎市古川荒谷字簀ノ子町12-2

NPO法人エコパル化女沼事務局(高橋和吉方)

TEL 0229-28-3601

役員名簿

理事長
高橋 和吉
副理事長
菅井 譽一
副理事長
佐藤 眞宜
副理事長
佐藤 武雄
理事
菅原 慶
理事
宮﨑 正典
理事
遠藤 茂
理事
笠原 吉信
理事
柿沼 洋
監事
長尾 徳治
監事
鈴木 宏徳