伝説によれば長寛2年(1164年)ここに移り住んだ千葉某が幾変遷して渡辺姓となり、江戸後期弘化年間(1844〜1897年)ここで家塾を開いたという。於菟松(オトマツ)(千葉周作の幼名)は塾開設の前にここで修行したようである。長岡小学校再建(現校舎)のとき、この欅の残存で紛糾したが今に威容を残している。今は盤根錯節は見られないがこの盤根に覆土したのは昭和61年(1986年)頃。樹勢回復の為佐々木正承樹医の手を煩わしたのは平成10年(1998年)12月で今は樹勢旺盛である。
- 所在地
- 大崎市古川荒谷字新樋ノ口62−2
- 所有者
- 大崎市
- 樹種
- ニレ科ケヤキ
- 推定樹齢
- 400年
- 樹周
- 460cm
- 樹高
- 25m
- 指定状況
- 昭和62年古川市天然記念物に指定