中世大崎氏3代詮持の頃、長久寺の開山日幡上人が植えたと伝えられている。実が丸みを帯びているのでマルミガヤの名称がある。境内には子育ての神様として親しまれている鬼子母神が祀られている。幹は直立するが、地上1.5mから無数の太枝を出し水平〜下垂れして四方に広がる。下垂れした枝先は地面すれすれに達し樹形は大きな傘状を呈する。枝分かれする部分は枝が累々と重なり合い樹皮はこれに応じて縦に凸凹を繰り返し異様な形を示している。
- 所在地
- 大崎市古川宮沢字裏馬田町6
- 所有者
- 長久寺
- 樹種
- イチイ科カヤ
- 推定樹齢
- 650年
- 樹周
- 700cm
- 樹高
- 16m
- 指定状況
- 昭和46年宮城県天然記念物に指定